「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
川端康成の小説「雪国」の冒頭部分ですよね
この冒頭部分は、あまりにも有名で
私もここだけは知っています
というより、ここしか知りません(笑)
この日は、今季一番の寒気が流れ込み、
めっちゃ寒い上に雨が降っていました
それでも予定は変えられません
今にも降りそうなお天気でしたので、
しっかり覆いをして、冷蔵庫が濡れないようにして
配達にしゅっぱ~つ!
一路南へ
奈良県は南へ行くほど山深くなりますので、
トンネルが多く存在します
トンネルを抜けると、
「やっぱり」雨が降っています
しばらく走ると、またトンネル
そのトンネルを抜けると
さらに雨は強くなってきました
冷蔵庫にカバーをかぶせてきてよかった
それからもいくつものトンネルを抜け
あるトンネルを抜けた時
え?
雪?
ここで冒頭の、康成さんがおりてきたわけです
当然それより先は、雪深くなるばかり
屋根も地面も真っ白
降る雪も、ますます強くなってきています
でもここまで来たら、引き返せません
ここは天川村
今回のお客様宅は、6月に訪れた天川大辨財天社の近く
幸い道路はまだ、凍っていなかったので、
山道にも関わらず、なんとか無事現場に到着
もう完全に雪国です
本当の雪国のみなさんには笑われるでしょうけど、
この程度の雪でも、めっちゃ怖いんです
だってノーマルタイヤですから
でも、この程度の雪でも、めっちゃ興奮するんです(笑)
いつもと同じ冷蔵庫の納品なんですが、
なぜだかいつもとは違う感覚
設置に関しては、
田舎の家あるあるで、
入口も、通路も、置く場所も広くてラクチン
電源を入れて、いつも通りの操作説明をさせて頂きます
外が寒すぎて、冷蔵庫の中の方が温かいくらい
その他にも大雪の中、BSアンテナの取り付けなど
すべてのご依頼を無事完了する事ができました
もう手の感覚がありません
身体も冷え冷えでガチガチです
そんな時は、
天川方面に来た時のお約束
道の駅「吉野路黒滝」であったまろう
黒滝といえば
名物 串こんにゃく
いつもながら、安定したおいしさ
こちらも名物の「よもぎ餅いりぜんざい」
これはホンマに温まります
この日は土曜日
雨模様にもかかわらず、ひっきりなしにお客さまがやって来ます
おばちゃんも、仕込みの真っ最中で大忙し
にもかかわらず、話相手をして頂きありがとう
大変おいしゅうございました
その後、雪のない地元に戻ってきました
寒い時の「串こんにゃく」と「スタッドレスタイヤ」の必要性を
改めて思い知らされました