みかんと麻酔

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最近なぜか、

お休みの日の事ばかり書いているような気がしますが・・・

そこはご心配なく

ちゃんとお仕事もしておりますので(笑)

 

先日のお休み

特に用事もなく、平和な水曜日でした

そんな時奥さんから

「みかん買いに行こ」って

それは近所のスーパーに買いに行くという意味ではなく

「暇やからドライブでもしつつ、みかんも買う」という事

長年夫婦やってれば、これくらい分かります

 

私も、お休みの日はじっとしていられない性分ですので

「しゃーないなぁ」といいつつ、和歌山方面へ

みかんといえば、和歌山

 

ウチから30分も走れば、和歌山県突入!

最近は便利になって、

スマホの地図に「みかん直売所」って入力するだけで、

その付近の直売所が表示

そのうちの一つに目標を定め

到着してみると、

なんと、

道の駅「青洲の里」

いっぺん来てみたかった所なんです

近くほど行かないものですもんね

 

とりあえず

おいしそうなみかんをゲット

本来はこれで目的達成なので、あとは帰るだけなんですが、

たまたま

本当にたまたま偶然、ナビに導かれてやってきたこちらの道の駅

 

名前にもあるように「青洲の里」

青洲とは、華岡青洲(はなおかせいしゅう)

ご存知の方も多いかと思いますが、

世界で初めて、全身麻酔薬を開発し、

その麻酔薬による手術に成功した事で有名な、江戸時代後期の医師です

その青洲の自宅があったすぐ横に、この道の駅はあります

 

道の駅から少し歩くと

青洲の自宅・診療所・医学塾である「春林軒」があります

歩いて1分もかかりません

当時の建物そのまま残っており、

医学塾(門下生の育成)

施術室

病室

今で言う薬局のような場所も

この薬研で薬草を調合し、麻酔薬を作っていたんでしょうね

ここで数多くの難病患者に、

全身麻酔をして、苦痛のない施術を行っていたんですね

 

これは現在使われている麻酔器だそうです

少しでも体に傷を付けて行う手術には、必ず麻酔ってされますよね

歯の治療でも、少しの傷を縫ったりするときでも

ましてや大きい手術になると、全身麻酔は当たり前の世の中ですが、

青洲が麻酔を発見するまでは・・・

想像しただけでも恐ろしい

 

そんなすごい発見をされた方が、

ここ和歌山県にいらっしゃったんですね

その現場を、一度訪れてみたかったんですよね

現在だと、間違いなくノーベル医学賞ですよね

 

ちなみに220年前

世界初の全身麻酔薬で施術された患者さんは、

和州宇智郡五條(奈良県五條市)の乳がんの女性患者の方だったそうです