適材 適所 適方向

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エアコンの取り付け位置について、

つまり部屋のどの壁に取り付けるかという事

これって、結構気を付けている事の一つです

 

エアコンを取り付ける際、

そのお部屋にあったエアコンを選定するんですが、

・そのお部屋の広さに合ったもの

・使用頻度によってどのクラスが経済的か

そして

・お部屋のどこに取り付けるか

です

 

上のすべての条件が整った時には、

とてもお客さまには喜ばれます

 

ただ3つ目の「どこに取り付けるか」というのは、

新設の場合の話で、

取り替えの場合は、ほぼ同じ場所に取り付ける事が多いんです

あなたのお宅を思い出しても、そうではないですか?

 

なぜならもうすでに穴が開いているから

 

なんですが、

今回

8畳のお部屋に2.5Kwのエアコンが

何も問題はありません

しかし今回ご注文頂いたのは、14畳用の暖房に強いエアコン

東北や北陸地方でよく使われている寒冷地仕様

でも8畳なのに14畳用っておかしくない?

 

お客さまは、となりの部屋も同時に暖房を考えてらっしゃいました

それはいい考えなんですが、

同じ位置に取り付けたのでは、

出た風がすぐに壁に当たってしまう

 

そこで同じ穴を使い、こちら側に

そうする事で、部屋の長手方向に風を送れるようになりました

それにしても暖かすぎる

ってか暑い

 

臨機応変に設置方向を変える事で、

より効率的に暖められますからね

お客さまにも大変喜んで頂きました

 

でもこういう事って、

でんき屋やってれば、しょっちゅうある事なんですが、

 

今日めずらしい現場に遭遇しました

「いくら暖房を入れても暖かくならない」そうなんです

現場を見て愕然!

心の声「どこに付けとんねん」って思いましたが、

よくよく話を聞いてみると

この手前のクローゼットを、あとから設置したのだと

そのせいでエアコンが奥まってしまったのだとか

これでは暖房が効くわけはありません

こちらは先程とは逆に、

8畳のお部屋に、14畳用が付いていました

なのに、2時間たっても暖まってきません

 

昔小学校で習いましたよね

「暖かい空気は上の方に」って

クローゼットに跳ね返って、すべて天井付近で溜まっていました

 

だからこうしました

エアコンの下には、何も置いちゃいけないんですよ

 

取り付けは結構大変

人が入れるほどの奥行き

しっかり勾配も確認

クローゼットの奥行きは1mほど

これでは絶対に暖房は効きません

本来、クローゼットを設置した際に、

エアコンを移設しておくべきですよね

 

この向きに取り付けた事で、

8畳用でもめっちゃ暖かい

こちらもお客さまは大喜びされていました

 

エアコンは

適材適所+適方向

これからエアコンを取り付ける際にはぜひ、

経験豊富なでんき屋さんの助言も参考にしてみて下さい