「壁を塗り替えたい」とのご依頼
外壁は以前にさせて頂いているし・・・
今回は家の中の壁でした
最近の新しい家は、ほとんどが壁紙(クロス)で仕上げられていますので、
汚れた場合や、年数が経った場合には
塗り替えるというよりは、貼り替えます
しかし、
こういった塗壁の場合は、そう簡単にはいきません
この緑色の部分が、塗壁です
「聚楽壁(じゅらくかべ・へき)」とも呼ばれています
昔ながらの本物の聚楽壁は、
聚楽土、わら、麻、細かい紙やスサ、砂、水を混ぜ合わせたものだそうですが、
昨今、一般のお宅に使用するものは
建材として販売されているもので、
水を混ぜると、簡単に出来上がるようです
但し、主成分は昔とほぼ一緒なんだそうです
そんな聚楽壁を塗る前に、
色々な下準備がありまして・・・
まずは、現在の壁をきれいに剝ぎ取らなくてはいけません
緑色の以前の壁は無くなり、キレイな下地が現れました
これを怠ると、新しい壁の乗りが悪くなるだけではなく
時間が経過すると、剥がれやすくなるのだそうです
それが終わると
バケツに何やら練り始めました
これは本塗りの、下塗りの、下塗り
凹凸のある壁を平らにならしていくためのパテの役目のようなもの
よーく見ると結構凸凹
それを平らにしていきます
良く押すスイッチ付近は、へこみが激しい
洗面所や、階段など
特におトイレのスイッチは、優しく押してあげて下さいね
慌てていると、ついつい力強くなってしまいますよね
勢いよく押すことで、スイッチの消耗も早いですし、
こうやって、壁にもダメージがある事が良く分かりました
これからは自分自身も、
トイレに入る時は、優しく押すことにしよう(笑)
工事開始から約1週間、
ようやくここまでこぎつけました
ここからが本番です
今日あたり、もう下塗りに入っているのかなぁ
完成が楽しみです