柑橘じゃない「すだち」が!

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あの部屋と、この部屋をつなげてみる

普段は絶対に考えないこんな事

そんな工事です

 

それでは、和室側から壁を解体していきましょう

出ました!

昔ながらの建て方ですので、

塗壁の中には、竹で編んだ「すだち」が

 

「すだち」?

すだちといえば、徳島名産の柑橘類ですよね

これからの季節、すだちと言えば秋刀魚ですよねぇ

でも最近高級魚になったから、お目にかかってないなぁ

 

でもここでいう「すだち」とは?

土壁の下地に組む竹の格子の事です

建築の世界での「すだち」は「簀立(すだち)」が語源だそうです

地域によって、呼び方が違うようですが、

一般的には「竹小舞(たけこまい)」と呼ばれるそうです

少し調べた所、

特に、京都や奈良あたりの左官用語で使われることが多いらしいです

だから、この辺の大工さんから良く聞くんやな

しっかりと編まれた「すだち」と、

しっかり塗られた土壁を、難儀して解体

すると

こんな感じに、となりの部屋の壁の裏が見えてきました

 

となりの洋室に行くと、壁が動いています

↓ ↓ ↓

隙間に手を入れて引っ張ると

メリメリ、バキバキ

ついに開通しました

 

ところで、何のために部屋をつなげたと思いますか?

壁を取っ払って、1つの広いお部屋にするため

だと思ったでしょ

 

残念!

正解は、

和室の解体で出た畳や木材などを、

いったん仮置きしておくための部屋として、

となりの部屋に、白羽の矢が立ったんですが・・・

廃棄物が大きいので外に運び出しにくいという事と

量が多いので、運びやすいようにとの事で、

開通させたという訳でした

 

という事で、

電気となんにも関係のない話題でしたが、

こんなお仕事もやってるので、

いつでもご相談くださいね