経験値をくれた「67cm」のレンジフード

経験値が増えてくると、

迷いや悩みが薄らいでくるものだと思っています

今までの経験から、代替案がすんなりと出てきたり

材料などが不足していても、臨機応変に対応出来たりと

 

しかし、そう簡単にはいかない現場もまだまだ存在します

今日はそんなお話です

 

お仕事名:レンジフードの取り替え工事

ビフォーはこんな感じ

こういった形のレンジフードを、新しいものに取り替えるんです

一見簡単そうに思えるでしょ

私も最初はそう思いましたが・・・

 

最近のレンジフードって、

大体の大きさが決まっていて、

一般的には、横幅600mm、750mm、900mmのいずれかが取り付けられているケースがほとんどです

というより、それ以外の横幅のものを見た事がありません

 

だから安易に考えていたんですが、

現調段階で、横幅を計ってみて目を疑いました

なんと!横幅が670mm

「ちゅーとはんぱやなぁ」

調べたら1976年製、ちょうど50年物

さすがに後継品は見つかりません

 

両脇に吊戸棚があるので、

現在発売されているサイズで行くと、

必然的に600mmのタイプになってしまいます

という事は、70mmの空間が出来るという事

これが私を悩ませた大きな種でした

 

でも、考えていても前には進めないので、

いざ解体!

前面の板を手で破り、換気扇を取り外します

するとこんな感じ

↓ ↓ ↓

裏板もなく、外壁の下地が丸見え

 

すかさず、新しいレンジフードを設置

換気用のジャバラを接続すると

こんな感じに

一応これで、レンジフードの取り付けとしては完了

 

なんですが・・・

見た目にはまだ、こういう状態ですので、

まだまだお引き渡しは出来ません

 

ここからが頭を悩ませたところです

前幕板を作成しなくては行けません

下地を取りつけ

一番難しかったのは、70mmの隙間

試行錯誤の末、こうなりました

ここまで出来れば、あとは化粧板を貼っていくだけ

「ジプトーン」といって、準不燃材料です

コンロ周りに使用しても問題のない材料です

下の部分には、汚れの取れやすいキッチンボードを

 

我ながらうまくいきました

お客さまにも大変喜んで頂けたと思います

後にも先にも、このサイズは出てこない?と思います

良い経験が出来ました

 

またひとつ、経験値が上がりました