帯に短し襷に長し

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エアコンを取り付けてから1週間後

そのエアコンを2、3m移動するという工事をさせて頂きました

 

そもそも1週間後に移動するなら、

「初めからその場所に取り付けておけばよかったやん」

って言われるのは覚悟しています

 

しかし1週間前は、お客さまとも相談して、

その場所に決めたんです

その時の写真が無いので、

位置的にはこの写真の左側の、戸袋の前あたりに

配管がその上から来ているので、

セオリー通りいくとこのあたりかな?

そこはお客さまとも意見は同じ

という事で取り付けをしたんですが・・・

 

その翌日の夜に

結構強めの雨風が吹いたんだそうです

その時に事件が

お客さんが言うには、

「エアコンの室外機の上に雨が当たって、新しくした後ろの壁の漆喰に当たってる」

「雨が室外機の風によって、中庭の方まで飛んでくる」

というもの

たまたまその翌日に様子をお伺いに行った際にお聞きしました

 

しかし、室外機を置いた上には庇があったはず

室外機に直接雨が当たるなんて、

よっぽど強い雨風だったのか?

なんて考えていると

 

お客さまから

「別にお宅(当店)が悪いわけじゃないんや」

といって指さした先に

 

え?

何かありましたか?

わかりますか?

少し近づいて

まだわかりませんか?

あるべきものがないでしょう?

 

もっと近づいてみましょうか?

屋根の上に登って撮ってみました

横引きの樋が、瓦2枚分だけで終わってる

なんで?

もう一度さっきの写真を

そりゃあ雨が落ちてくるわな

なんでここで終わったのかはナゾ

まさに、帯に短し襷に長し

庇があるのは確認したけど、樋が掛かっているかまでは確認しなかった

あるものだと思っているし・・・

「これからはしっかりそこまで確認しよう」と社員と再確認

 

お客さんも樋さえ治してもらえば大丈夫なことは分かってらっしゃいましたが

この際、結局3台とも、右へと2,3m移動

ちょっと動かすだけなんですが

ほぼ丸一日かかってしまいました

 

当地区に多い古民家での作業は、

時間もかかりますが、気も使います

今回のエアコン工事は、

一連の修復工事の一環でした

屋根の瓦を全て葺き替え、樋の架け替え、外壁の漆喰もきれいに塗り替えなどなど

ここまで来るのに約半年、

全てがきれいになってからのエアコン工事

 

屋根の上にエアコンの室外機を乗せる事はNG

屋根の上にアンテナを立てる事もNG

エアコンの配管もなるべく漆喰に直接触れないようにとの事

なおかつ目立たないように、

照明器具や、電気工事も同じく

今回はこういう特別なミッションでした

 

今回の工事で、

ネクストYAGIの経験値はかなりアップしました