使い方はひとつじゃない

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当店ではケアマネージャーさんと一緒に、

介護保険を使ったさまざまな住宅改修を行っております

 

その一つ

一番多いご依頼が「手すり」の取り付け

浴槽にまたいで入る時に、つかめるように

おトイレの際に立ち上がりやすいように

玄関の段差を昇るために

 

理由は様々ですが、

すべて、体がご不自由な方のために取り付けているものです

しっかりと取り付けるのは当然ですが、

一番大事なことは

実際使う方にとって、いかに便利なものかどうか

ということ

 

なので、通り一辺倒な、マニュアル通りの取り付け方ではなくて

背の高い方、低い方

握力のある方、ない方

右利きの方、左利きの方

などなど

その都度、お客様にお聞きし

持ちやすく、使いやすい場所を選定しています

 

そんな時に活躍するのが

マスキングテープです

 

本来の使い方は

こんな感じで、コーキングの際に使ったりします

どちらかというと、縁の下の力持ち的な存在です

 

しかし今回は、このマスキングテープの特徴である

「弱粘着性」を利用して、

こんな風に打ち合わせをしていきます

実際の高さや長さにテープを貼っていくんです

 

これが意外に好評で、

実際の工事まで、このままで置いておいて欲しい

なんて方もいらっしゃいます

「子どもたちにも見てもらうわ」とか

「次までにもう一度考えとくわ」とか

 

「こうなりますよ」っていう説明だけでは、なかなかイメージしにくいですからね

こうやって仮にでも「可視化」することで、

特にお年寄りには分かりやすいんだと思います

 

まさにマスキングテープにスポットライトが当たった瞬間です!

 

ということで今日も

手すりの現場調査完了!!