古さ?新しさ?どちらも感じられない

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数年に一度あるご依頼

最近のお宅には全くと言っていいほどないものです

 

しかし当店の近くには古民家がいっぱい

以前にもご紹介しましたように、

まだまだ昭和どころか、明治・江戸の家屋がいっぱい

 

そんなお宅には必ずと言っていいほどあるんですよね

井戸が

生活用水に使うほか、お花の水やりや洗車など

基本タダですからね(笑)

さすがに釣瓶(つるべ)でくみ上げているお宅は見ませんが、

井戸としての利用はされているので、

水をくみ上げる手段として、

今どきは電動のポンプを使っているんです

そのポンプを取り替えて欲しいというご依頼です

10年ほど前に、

このステンレスの蓋をご依頼頂き、

特注で制作させて頂いたのも当店でした

既にその時から、このポンプはありました

お客さま曰く、「40年くらいあるんじゃないか」って

音がすごく大きくなってきて、使うのが怖いくらいだそうでしたので

この際取り替えという事に

 

古いポンプをはずして、新しいポンプを並べてみると

少し小ぶりにはなっているものの、仕組みは当時と一緒

ほぼ進化していないように見受けられます

配管の位置が少し違うものの

ほぼ付け替えるだけといった感じ

凍結防止の断熱材もしっかりと巻き巻き

約1時間後、完成!

出来上がりました

もちろん音は、めっちゃ静か

 

そしてこれが完成写真

パッと見は、

一番最初の施工前の写真と全く同じ

ホンマに取り替えた?って聞かれると、

自分でも自信が無くなるくらい変化なし

 

もし40年ほど前のポンプだったとしたら、

昭和から令和へ一気にタイムスリップですよね

でも見た目は変わらない

 

という事は、井戸のポンプというものは

40年前にはもうすでに完成形になっていたという事ですよね