このお仕事をして20年以上になりますが、
「しゃかん屋さん」って言ってます
もう共通語かと思うくらいに浸透していますが、
パソコンやスマホで変換しても出てきません
関西以外、他の地域でもそう呼ぶんでしょうか?
ここ数日、そのしゃかん屋さんとのコラボ
話は飛びますが、
子どもが大きくなって独り立ちし、
家から出て、親元を離れ、独り暮らしをしたり、
はたまた新しい家族と新居で、
なんて事は良く聞くお話です
子どもたちが出ていくと、
元々使っていたお部屋が空き、誰も使わなくなります
「もう何年も2階に上ったことがない」なんて方も
物置きや、衣裳部屋などになってしまい
今までほど風を通さなくなってしまいます
そうなると、そのお部屋にはカビが住みだします
この黒いシミのようなものがカビなんだそう
部屋の至る所に
床の間にも
タンスなどを置いていなかった窓の付近は
まだマシなような気もしますが
このエアコンの取り替えもご依頼頂いていましたので
せっかく取り付けるなら、壁をきれいにしてから
それよりも、これだけカビが生えていると、
見た目にも悪いし、何より身体に悪影響があるかもしれない
ということで来てもらったのが、しゃかん屋さん
いつものバケツに材料を配合し、
使い込んだ「コテ板」に少しずつ「ひしゃく」で取り
手慣れた手つきで壁を撫でていきます
刷毛でペンキを塗っているかの如く
あっという間に色が変わっていく
簡単そうに見えるけど・・・そうでないのは分かってるけど
薄ーく、厚さは均一に
ついエアコンの取り付けの手を止めて、
写真を撮ってしまいました(笑)
めっちゃきれいでしょ
お部屋も明るくなりました
これぞ職人技!
最近では和室が減ってきて、
こういう壁も少なくなってきていますが、
やはり和室は塗壁がいいですよね
無理を言って2日前に塗っておいてもらっていたこの壁にも
無事にエアコン設置完了
「しゃかん屋さん」いや「左官屋さん」
そう、しゃかん屋さんとは左官屋さんの事
ほとんどの方は分かっていたと思うんですが(笑)
なかなか実際にお仕事している現場を見る事ってないですよね
職人技っていつ見てもいいもんですね