「また今度」はあぶない

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「エアコンが冷えないから見に来て欲しい」っていうコール

この時期には一日に何件もかかってきます

 

今日もそのうちの1件にお伺いすると

エアコンは40年物の骨董品で、

修理は不能だと判断し、新しいエアコンを買って頂く事に

「ありがとうございました、また来ますね~」って帰ろうとした時に

「ついでにもう一つ」って

 

お話を聞いてみると、

最近電気が突然切れて、またすぐに点いたりするんだそう

 

ピンときました

CKS?

さっそく分電盤を確認

いかにも!な分電盤

開けてみると

やっぱりありましたCKS

ちなみにCKSとはカバー付きナイフスイッチの頭文字をとったもの

上の写真のようなスイッチ(ブレーカー)です

 

最近この中のネジが緩んでいて、家電が壊れるという事象が起こっていたので

間違いなくこれだ!と思ったのですが・・・

 

お客さんが、「掃除機を使うとバチバチいう」と

そこで観察していると、

出ました!スパーク(放電により火花が出る事)

その後もすっと、赤く光っている状態

下手すれば、火事になりかねない緊急事態

 

お客さんも以前から分かっていたのですが、

これだけで当店に電話するのも悪いと思い、

たまたまエアコンが壊れたタイミングで、

ついでに見てもらおうと考えていたそうです

 

しかし、

この時期のエアコンは重要ですが、

この分電盤の事象は、もっと重要です

どちらかといえば、こちらの方が重要ですよ

お家が火事にでもなったら、エアコンどころではないですからね

 

という事で、さっそく取り替え

分電盤を取り外し

下におろして見てみると

中性線である「白」の線が止められているネジが黒く焦げているでしょ

外してみると、端子が溶けて無くなっていました

危ないところでした

 

でももう大丈夫

CKSも漏電ブレーカーに替わったし

もう火花が出る事もありません

 

とにかく気になる事があれば、どんなことでも連絡くださいね

人間の体もそうですが、早期発見、早期治療が大切ですよ

「また今度」「そのうちに」はとっても危険です

 

この日お伺いしていたエアコンも同時に完了し、

火災、熱中症共に未然に防ぐことができました